今回はプルアップ、プルダウンの説明をします。
タッチセンサー、押しボタン、I2C通信など色々な場面で必要となるので理解しておきましょう。私は高校生の時にプルアップ、プルダウンを理解していなかったせいで1週間無駄にした記憶があります。難しい話ではないので肩の力を抜いて読んでみてください。
上の図ではボタンが押されると電路が閉じvddからマイコンに電圧(5v)が印加されHIGHとなります。また、ボタンが離れると電路が解放されvddからマイコンに電圧が印加されなくなりLOWとなると予想できます。
しかし!!!!!!!!!!!!!!!!!
実際はボタンが離れ電路が解放されるとマイコンには何も繋がっていない事になり電圧が不安定となり周りの雑音や手を近づけるだけでLOWやHIGHになってしまいます。このままではマイコンが安定した動作ができません。ここでプルアップ、プルダウンの登場です!!
プルダウンした時の動作は
ボタンが押されると電路が閉じられマイコンにvddが印加されHIGHとなります。
ボタンが離れるとマイコンはvddから印加されなくなりますが抵抗を通してGNDに接続されているためLOWとなります。こうすることでマイコンはvddかGNDに接続されることにより電圧が不安定になることはなくなります。
プルアップした時の動作は上の図の通りなので説明は省略します。
ボタンを押した際プルアップ、プルダウンではLOW,HIGHが逆になっている事にも注目しておいてください。
これでプルアップ、プルダウンの説明を終わります。お疲れ様でした!!